コールドリーディングとはどんなテクニックなのか?
例文や練習方法をまとめてみました。
コールドリーディングにはたくさんのテクニックがあり、難易度も様々です。
いきなり全部取り組むのではなく、まずはできるところから練習してみましょう!
内容をざっくりまとめると
- コールドリーディングには観察力や洞察力が必要
- また、推測や気配り、語彙力なども必要
- いきなり上手にできるワケがない
- コツコツ練習あるのみ
- 観察・推測、第一印象を良くする、信頼してもらうことからスタート
コールドリーディングの代表的なテクニック一覧
【この項目のポイント】
- 観察
- 気持ちを整える(マインドスクリプト)
- 第一印象を良くする(メラビアンの法則)
- 相手に信頼してもらう(ラポールの形成)
- 対極を使い分ける
- 誰にでも当てはまることを言う(バーナム効果)
- 二者択一の質問をする(ダブルバインド)
- イエスを引き出す(イエスセット)
- 曖昧な質問をする
- 褒める・おだてる
- 不満・愚痴を引き出す
- さり気なく相手の弱点を指摘する
- 弱点をふまえた上で相手の才能を認める
コールドリーディングには、このようなテクニックがあります。
それぞれのテクニックについて、こちらのページで詳しく解説されているので、気になる方はチェックしてみてください。
▶▶【コールドリーディング】占いでも使われるテクニック13選
コールドリーディングの例
先ほどの項目で、コールドリーディングのテクニックを一覧形式で紹介しました。
正直、すべての項目(13項目)を短期間でマスターするのは難しいです。
観察力・洞察力はもちろんですが、コミュニケーションスキルも必要不可欠。
また、語彙力や気配りも必要。
相手の表情・仕草・会話の内容から心理を汲み取り、最適な言葉を選択しなきゃいけませんからね。
なので、最初はやりやすいところから始めましょう。
13項目の中でも、特にやりやすい項目が次の6つ。
- 観察
- 第一印象を良くする
- 相手に信頼してもらう
- 二者択一の質問をする(ダブルバインド)
- イエスを引き出す(イエスセット)
- 褒める
次に、この6項目について詳細(例)をチェックしていきます。
1.観察
食いつくように観察するのはNG。
さり気な〜く、さり気な〜〜く相手のことを観察しましょう。
観察するポイントを外観・内面に分けて、ざっくりまとめてみました。
【外見】
性別、年代、身長、体型、服装、アクセサリー、表情、仕草など
【内面】
性格、言葉遣い、声のトーン、声質、話すスピードなど
ちなみに、外見だけで決めつけてはいけません。
外見はあくまでも推測要素の一つ。
内面も含めて観察することで、より確実な推測ができるようになります。
観察してある程度的確な情報を得たら、次は相手を推測します。例えば…
- 声がかすれている感じがする=お酒やタバコが好きかも
- 難しい専門用語をたくさん使う=チヤホヤされたい、スゴいと言われたい、承認欲求が強い
- 落ち着きがない、余裕がない感じがする=怒りやすい性格かも
- 低姿勢というか、ヘコヘコしている感じがする=八方美人で裏の顔があるかも
- 口数が少なく、あまり話をしない=論理的な性格、無駄話が嫌いかも
…という感じ。
ただ、あくまでも推測の範囲に過ぎません。
この時、「確信を得たい!」からといってアレコレ質問責めしてはいけません。
相手が心を閉ざし、何も情報を出さなくなる可能性があるからです。
ペースは相手に任せる、委ねる。
余裕を自信を持って相手と接し、観察しましょう。
2.第一印象を良くする
観察する・接するよりも先に、第一印象を良くしておく必要があります。
例えば、目の前に小栗旬とフットボールアワーの岩尾がいたら、どちらを選びますか?って話です。
まぁ、これはあまりに極端すぎますが…。
また、いくらイケメンの小栗旬でも、清潔感がゼロだったらイヤじゃないですか?
髪の毛にフケがついてる、無精髭が顔全体に生えてる、アニメキャラのTシャツを着ている…などなど。
このように、外見ってその人の印象を大きく左右します。
第一印象で「無理!!!」って判断されたら、会話がまともに成立しません。
観察・推測するのも難しくなります。
なので、しっかり外見を整え、第一印象を良くすることってとっっても大切なんです。
3.相手に信頼してもらう
これは仕事も同じですが…
お客さんと仲良くなって信頼関係が構築できれば、割りかしどんなワガママも通じるようになります。
コールドリーディングにおいて、ここまでの信頼関係を築く必要はありませんが…
まず相手から信頼してもらわないと、会話で情報を引き出すことができません。
正直、コールドリーディングをするうえで、ここが最初の大きな壁かもしれません。
人の話を聞くのが好き、友だち作りが上手であれば、すんなり壁を超えられます。
ただ、会話のキャッチボールが上手くできない、人見知り&コミュ障気味だと、かなり苦労すると思います。
では、どうすれば相手に信頼してもらえるのか?というと…
- いきなりあれこれ質問しない
- 褒められるところは全力で褒める
- 断定しない(〜ですよねと言わない)
- 話すスピードや表情、仕草などを合わせる
- オウム返しする
…などなど。
3.断定しない(〜ですよねと言わない)については、言い回しを変えることがコツです。
例えば、
「気配り上手なんですね〜」「こうするのもいいんじゃないですか〜?」「私はこうした方がいいと思うんだけどな〜」
という感じ。
ちょっと難しいかもしれませんが、断定しない・決めつけないことを意識して、言葉を選んでみてください。
ちなみに、信頼関係を構築する(ラポールの形成)については、こちらのページでも詳しく解説されています。
▶▶【コールドリーディング】占いでも使われるテクニック13選
4.二者択一の質問をする(ダブルバインド)
二者択一の質問をする=選択肢を2つ提示することです。
ダブルバインドと呼ばれるテクニックなのですが、二重拘束と呼ばれることもあります。
例えば、どんな聞き方があるのか?というと…
- 犬と猫だったらどっちが好き?
- コーヒーと紅茶だったらどっちがいい?
- コーヒーにミルクは入れる?入れない?
などなど。
「本当はどっちも好きじゃないのに…」と思っていても、二択で質問されるとNoと答えにくくないですか?
この心理を活用したテクニックが、ダブルバインド(二重拘束)です。
ちなみに、ダブルバインドはイエスセットや、フット・イン・ザ・ドアと合わせて使うこともあります。
※イエスセットについては後述。
※フット・イン・ザ・ドアについては、下記の+ボタンをタッチすると、詳細をチェックできます。
5.イエスを引き出す(イエスセット)
イエスセットとは、イエス(はい)を引き出すテクニックです。
ダブルバインドと似ていますが、イエスセットはあくまでも「はい」を引き出します。
例えば、相手が居酒屋で一杯目にビールを頼んだとします。
この時、こんな感じの質問をしてみましょう。

やっぱり一杯目はビールなんですか〜?
当たり前すぎるというか、そんなこと聞いてもいいの!?と思えるような質問ですが、最初はこれくらいでOK。
相手は「そうだね〜!(はい、そうです)」と答えてくれますから。
そして、夏場だったら「暑い日のビールってめちゃくちゃ美味しいですよね〜」と質問してみるとか。
冬場だったら「寒くても一杯目はビールって決まってるんですね〜」と質問してみるとか。
はい(イエス)を3回〜5回くらい引き出すと、信頼関係(ラポール)も形成しやすくなります。
そして、いいえ(ノー)と言いにくくなります。
イエスを引き出しラポールを形成することで、提案や要求を出しやすくなりますし、相手からの情報も引き出しやすくなります。
たたし、イエスセットをするうえでの注意点があります。
それが、質問の選び方です。
価値観や考え方って個人差が大きいので、質問を間違えると「いやー…それは違うかな…」と答えられてしまいます。
ポイントは、確実にイエス(はい)と答えられる質問をすることですね。
6.褒める
単純でシンプルですが、褒められて嫌な気分になる人はいません。
どんな些細なところでもいいので、とことん褒めましょう。
コールドリーディングの練習のやり方
【この項目のポイント】
- 練習は「密かに」行うことがポイント
- 観察・推測してますよ〜って悟られないようにする
- まずは観察・推測から始める
- 慣れてきたらラポールの形成やダブルバインド、イエスセットなどにもチャレンジ
コールドリーディングは、練習も本番も、相手に悟られては(気づかれては)いけません。
なので、密かにさり気なく練習する必要があります。
また、いきなり全部のテクニックを練習するのではなく、始めやすいところから練習しましょう。
まずは観察・推測から。
慣れてきたらラポールを形成する、褒める。
さらに、ダブルバインドやイエスセットにもチャレンジしてみましょう。
まとめ
- コールドリーディングには観察力や洞察力が必要
- また、推測や気配り、語彙力なども必要
- いきなり上手にできるワケがない
- コツコツ練習あるのみ
- 観察・推測、第一印象を良くする、信頼してもらうことからスタート
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